2016/06/05

ワイヤワールドに基づくゲーム、ĐiệnWorldsの紹介



セルオートマトン画像などを探していたところ、Redditの/r/Cellular Automataで、Theta Gamesによって作られたĐiệnWorldsを見つけました。

ĐiệnWorldsは限られた資金で送電網を構築して、家に明かりを灯す経営シミュレーションゲームです。明かりを灯した家からは収入が得られますが、送電網の規模に応じて月ごとにメンテナンス料が発生します。うまく収入と支出のバランスをとって赤字にならないように管理することがゲーム性になっています。仕組みはワイヤワールド(Wireworld)のルールに基づいていますが、電流値(Current Value)と変圧器(Transformer)の要素やお金に関する要素が加えられています。

初回プレイ時にまったく分からなかったのでマニュアルを翻訳しました。いろいろと細かい仕組みが書いてあります。元の英語マニュアルも併せて参照してください。

ĐiệnWorldsマニュアル日本語訳(Googleドライブ)

以下はざっくりとしたゲームの始め方です。


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操作はキーボードからのコマンド入力しか受け付けません。新しくゲームを始めるときはタイトル画面でShift + Nを押してから1から5いずれかの数字キーでセーブスロットを選びます。ゲーム内で最低限必要となる操作を以下にまとめました。

  • 矢印キーかテンキーでカーソル移動
  • Zでワイヤの設置
  • Tで変圧器の設置
  • Fで電子ヘッドの設置
  • Xで設置物の消去
  • Tabキーで時間を1ステップ進める
  • F1キーで財務画面の表示
  • Shift + Sでセーブして終了
以下はよく使う覚えておくと便利な操作です。
  • Ctrl + カーソル移動で設置物を消去しながら移動
  • Shift + カーソル移動で15マスずつ移動
  • あるセルでAを押して、別のセルに移動してからもう一度Aを押すことで一度にWireを敷設。Aかカーソル移動以外のキーで敷設モード解除
  • スペースキーで一時停止の切り替え

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ゲームを始めると家が3軒建っている荒野に放り出されます。ワイヤ・変圧器・一つの電子ヘッド(Charge Head、Wireworldの用語)が設置できますが、マニュアルを読んでいなかった場合ここで詰みます。まず、電子ヘッドを家の扉に届けることが目的です。電子ヘッドはワイヤを通って伝わります。ということで、まずは家の扉にワイヤをつなげてみます。

紫の#が家の扉。
この状態ではワイヤは家とつながっていない。
家の扉にワイヤをつなげた状態。
ワイヤの端に電子ヘッドを置いた状態。
赤で表示されているセルが電子ヘッド。
fは16進数表記で電流値15を表している。
電子ヘッドがワイヤを伝っていく様子。
電子ヘッドの電流値が減っていることがわかる。
また、ワイヤは斜め方向においてもつながっているとみなされる。
青いセルは電子テール。
家が給電された状態。
給電された家は一日ごとに電気料を支払ってくれる。

このあと、時間が経つと家の給電状態が解除されてしまいます。そのため発電所を作り、電子ヘッドを送り続ける必要があります。それでは発電所を作ってみます。

発電所はワイヤと変圧器のループで作られる。
最初の電子ヘッドを設置するときだけは、ループのどこかに切れ目を入れておく。
Tは変圧器。電子ヘッドの電流値を0にしないために必要。
少し時間を進めた状態。
電子ヘッドがワイヤの中で分かれて進む様子が見られる。
電子ヘッドは合流すると消えてしまう。先に切れ目を入れたのはこれを防ぐため。
ループを閉じた状態。
発電所が完成した。
送電線を追加した状態。
電子ヘッドが消えないように変圧器も追加した。
最終的な送電網。
停電が起こらないよう、ループを小さくした。

ここで紹介した発電所は一例で、ループであればどのような形でもいいそうです。赤字にならない範囲でいろいろ試すのがいいでしょう。

祝2000年!