ITU-R BS.1770 で触れられているトゥルーピークの計算について調べました。いろいろな分数ディレイフィルタを試したところ、以前に調べた群遅延が平坦になるように凸最適化によって設計した FIR フィルタを使うと良さそうなことがわかりました。
画像は今回設計した FIR の分数ディレイフィルタの特性です。 Sinc 補間と比べたときの誤差は BS.1770 の Annex 2 に掲載されているフィルタと同程度ですが、フィルタのタップ数が 7 なので、より速く計算できます。
EBU TECH 3341 に掲載されているトゥルーピークのテストを通ればいいだけならフィルタのタップ数は 5 まで減らせます。