クラスを記述したファイルは拡張子を.scとして systemExtensionDir
あるいは userExtensionDir
に保存します。以下でパスを確認できます。
Platform.systemExtensionDir.postln; Platform.userExtensionDir.postln;
ここでは userExtensionDir
に ClassTest
というディレクトリを作ってその中に.scファイルを置くことにします。まずは以下の内容で classTest.sc
というファイルを作ります。
Superclass { var <>x; var <>y = 10; init { x = 5; } } MyClass : Superclass { init { super.init; "hi".postln; } }
var
の後に続く <
と >
はゲッタとセッタを意味します。 var <>x;
で x
のゲッタとセッタを定義しています。
クラス名 : スーパークラス名 {}
で継承を行います。スーパークラスのメソッドは super
で参照します。
ファイルを保存したらCtrl+Shift+Iでクラスライブラリを再コンパイルします。続いて新しいファイルを開いて以下の内容を入力します。
{ var me = MyClass.new; me.init; me.x.postln; me.y.postln; me.x = 100; me.x.postln; }.value;
実行して次の出力が得られれば成功です。
hi 5 10 100 -> 100