[Seminal Records#027]Cássio Figueiredo - Expurgo (bandcamp)
ブラジルのCássio Figueiredoによるノイズミュージックです。加工されたギターの音を中心に、声、フィールドレコーディングといった素材が組み合わされています。浮遊感のある2曲目がいい感じです。一つ前のアルバムPresençaもおすすめです。
本人からメールが送られてきたのでいくつか質問をしてみました。フィールドレコーディングは自宅や街路で録音したもので、Expurgoの4曲目と6曲目ではCubaseで作ったエレクトロニックなループを使っているそうです。また、MeteoroのAtomic Driveというキャビネット一体型のギターアンプをスピーカーとして使っているとのことです。
以下は使用された機材リストです。
- Meteoro Atomic Drive - ギターアンプ
- Eagle Strato (generic) - エレクトリックギター
- Di Giorgio - アコースティックギター
- S-57 - マイク
- 父から手に入れた古いマイク
- M-Audio M-Track(オーディオインターフェイス)
- Cubase - DAW
以下は説明文の意訳です。
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Expurgo(粛清という意味)はコンピュータに記録されて忘れられ、その後8か月に渡って絶えず変更や再構成を行った録音の断片を再編したものです。私を録音へと駆り立てた衝動的なものは、とりとめのない曲名としても表されています。しかしまだ痛み、優しさ、カタルシスからなる星座を構成しています。暴力は粛清され、恍惚が現れます。