Fedora26にFL Studioをインストールします。
wineをインストール
wineはWindowsアプリをLinuxやBSDなどの上でも動くようにしてくれるソフトウェアです。
dnfからwineをインストールします。
sudo dnf install wine
wineについてくるnotepadを起動して動作確認します。
wine notepad.exe
コンフィグはwinecfgで行うことができます。
winecfg
FL Studio 12.4をインストール
インストーラをダウンロードして起動します。
wine flstudio_12.4.2.exe
インストール先のパスはWindows形式のままで大丈夫でした。デフォルトでは~/.wine以下の適当なディレクトリに変換されるようです。私の環境ではC:が~/.wine/drive_cに変換されていました。
FL Studioを購入している場合はregexitを起動してレジストリを登録する必要があります。以下のコマンドでregeditを起動して、メニューから Registry -> Import Registry File… を選んでFLRegkey.Regをインポートします。
wine regedit
このままFL Studioを起動してもメニューなどの文字が表示されません。フォントが無いことが原因のようなのでwinetricksでcorefontsをインストールします。corefontsのインストールにはcabextractが要求されるので無ければdnfからインストールします。
# cabextractをインストール。 sudo dnf install cabextract # corefontsをインストール。念のためwgetのリンク先を確認すること。 wget https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks chmod +x winetricks ./winetricks corefonts
FL Studioを起動します。
wine ~/.wine/drive_c/Program\ Files\ \(x86\)/Image-Line/FL\ Studio\ 12/FL.exe
Auto Scrollingが勝手にONになる場合はScroll Lockを有効にします。xorgを使っていてScroll Lockキーが効かない場合は~/.Xmodmapに以下の行を追加して再ログインすると有効になります。
add mod3 = Scroll_Lock